交通規制及び
タイムトライアル中の横断

開催日当日は交通規制が実施される予定です。
タイムトライアル中の横断にご協力ください。
皆様には大変ご迷惑をお掛けしますが、是非ご協力下さるようお願い申し上げます。

タイムトライアル中の
横断
交通規制の詳細

観戦のコツ

堺国際クリテリウム

堺国際クリテリウム
スタート予定時間 10:50
距離 2.7km×9周+2.5Km
出場選手 ツアー・オブ・ジャパンに出場する選手
ルール 一斉にスタートし、最初にゴールした人が勝ち。
ルールとしては非常に単純ですが、チーム間で様々な駆け引きが行われています。
レース観戦・・・
覚えておきたい2つのポイント
狙うのは「チームとして」の優勝
1. 狙うのは「チームとして」の優勝

自転車レースは「1位」を目指してチームが動く。それ以外は興味なし。
約100選手が出走して勝つのは1人。自分のチームの「エース」を勝たせるため、他のメンバーは犠牲になって走ります。

マラソンとの違い
2. マラソンとの違い

堺のコースでは選手たちは平均45km程で走ります。スピードが上がれば上がるほど、空気抵抗が大きくなり、風を受ける集団の先頭付近はペダルが重くなります。皆さんも風の強い日に自転車に乗ることを想像してみてください。逆に集団の中にいれば空気抵抗を受けにくく、かなりラクに走れます。

先頭はキツイ。でも、集団の後方だと勝負に絡めない。さらに転倒に巻き込まれるリスクもあります。理想の位置は集団の前から3~10番手付近。例えば自分の前をチームメイトに走ってもらうことで良い位置をラクにキープすることができます。

よくある作戦
Step1

数名が大集団から抜け出す。

Step2

抜け出した選手達は違うチーム同士でも協力して、空気抵抗を交代で受けながら集団から逃げる。
→ライバルなのに何故協力体制をとるのか??
100人の集団の場合:勝利確率 1%
3人で抜け出した場合:勝利確率 33%
→勝率の大幅アップが見込めるからなのです。

Step3

その時、追走する大集団では・・・・
先頭にいる選手のチーム“以外のチーム”が、大集団を引き連れて先頭集団を追いかけます。この時、先頭集団にいる選手のチームメイトは集団内で休めます。
集団を引っ張る選手達は空気抵抗を受けて疲れますが、「追い付くまで」頑張ります。彼らは自分のチームのエースのために、先頭に追い付けば良い(=ゴールまで頑張る必要はない)ため、捨て身で引っ張ります。ゴールまで力を温存しながら走る先頭集団の数人 vs 捨て身の10人以上(←各チームから一人ずつ出てきても10人以上になります)このため、集団から抜け出した選手は、多くの場合、ゴールまでに大集団に捕まってしまいます。

Step4

先頭集団が捕まると集団の中で力を温存していた選手が、次の先頭集団を形成していきます。この繰り返しがレース中盤まで続くことが多いでしょう。

Step5

ゴールまで残り3周くらいになると、ゴールスプリントに備えて、各チームが集団内で集まりだします。同じジャージが集まるので判りやすいでしょう。

Step6

このコースでは、最終回の最終コーナーを出来るだけ集団内の前方で曲がるのが重要です。しかし、あまり前だとゴールまでに空気抵抗を受けて失速してしまいますし、あまりに後ろだと、ゴールまでに先頭に出られません。最終コーナーに自分のチームのエースを良い順番で送り込むために、ゴールが近くなると、各チームは隊列を組んで集団内で位置争いをします。

Step7

チームメイトに良い位置を確保してもらったエースは、ゴール前の直線で温存していた全ての力を出してスプリントをします。どの位置でエースを前に出すのか?この時、どのくらいエースに余力が残っているのか?が勝負を分けます。

Step8

先頭集団がゴールした後、捨て身でエースを助けていた選手達が遅れてゴールするでしょう。彼らは単に疲れて遅れたのではなく、「自分の仕事」を終えた選手なのです。

パンク、転倒などのトラブルの際には自分の車輪、自転車をエースに渡すこともあります。
こういった駆け引きがあることを知って観戦していただくと共に、どこかのチームを応援すると、よりレースを楽しめます。堺ステージのホームチームは、地元に活動拠点を置くシマノレーシングチーム。青いジャージが目印です。

ツアー・オブ・ジャパン(堺ステージ)

ツアー・オブ・ジャパン(堺ステージ)
スタート予定時間 13:35
距離 2.6km×1周
ルール 一人ずつスタートし、コース1周のタイムを計ります。一番早い人が勝ち。
1. レースのここが見どころ
レースのここが見どころ

一人で走るのでチームメイトの助けは得られません。選手個人の実力がそのままタイムに表れます。全力でペダルを漕ぎながらも、最短のコースを選び、コーナーも出来るだけ減速せずに曲がっていきます。
自転車レースの最大の敵である「空気抵抗」も全て自分で受けることになるので、空気抵抗の少ない姿勢、前から見ると出来るだけ小さくなるような姿勢をとるのも、この堺ステージならではの特徴です。

例年、優勝者は約50km/hで1周を駆け抜けます。

見どころとしては、選手一人一人をしっかり確認できるスタート地点。ここは選手の紹介もされるので、どんな選手が参加するのか知ることができます。またスタート直前の選手の緊張も伝わってくると思います。

また、スタート地点の少し先、信号を超えたあたりのコース進行方向右側、芝生の広場は広々として綺麗なトイレもありゆったり観戦するにはお勧めです。

ゴール直前も面白そうです。ゴールした選手がそれまでのタイムを更新すると読み上げられ、その時点のトップ選手は「ホットシート」と呼ばれる席で自分のタイムが更新されるまで待つことができます。

堺ステージで一位になる意味の大きさ
2. 堺ステージで一位になる意味の大きさ

ツアー・オブ・ジャパンは1週間続くレースの毎日の合計タイムが最終的に最も少ない人が総合優勝となります。例えて言うなら1週間、毎日マラソンして、その合計タイムを競うようなものです。

2020年ツアー・オブ・ジャパンの総距離766.3km。その最初のレースがこの堺ステージです。ツアー・オブ・ジャパンでは、毎日のレースでそこまでの総合時間が一番少ない選手(=現時点のトップ選手)にグリーンのジャージが与えられます。最初の堺ステージで一位になると、当然ですが総合時間は1位になるので、第2ステージでは、現時点でトップである証のグリーンジャージを着用して走る権利が与えられます。そのため、堺ステージは短い距離のレースではありますが、選手達は全力で走るのです。

アクセスマップ

会場図

会場図

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昨年の様子